久山町研究の発展に多大な貢献をされた清原 裕 先生が平成28年3月末日をもって九州大学教授を定年退職されました。

　清原先生は、昭和53年に九州大学医学部第二内科に入局され、平成3年からは久山町研究の主任として、また平成18年からは環境医学分野の教授として、38年間のほとんどの期間を久山町研究の維持・発展ならびに後進の指導と育成に努めて来られました。

　先生の御退任にあたり平成28年3月12日にホテル日航福岡・都久志の間にて、退任記念講演会・祝賀会を開催致しました。当日は150名のご出席を賜り、終始和やかな雰囲気の中で会を催すことができました。

　当日の式次第は次のとおりです。

講演会

講演1 「ゲノム研究からゲノム医療へ」
座長：公立学校共済組合 九州中央病院 病院長 飯田 三雄 先生
演者：国立研究開発法人理化学研究所 統合生命医科学研究センター 副センター長 久保 充明 先生

講演2 「久山町研究に学ぶ」
座長：九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 教授 北園 孝成 先生
演者：九州大学大学院医学研究院 環境医学 教授 清原 　裕 先生

祝賀会

開会の挨拶
北園 孝成 先生（九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 教授）

来賓祝辞
久芳 菊司 様 （久山町 町長）
上島 弘嗣 先生（滋賀医科大学アジア疫学研究センター 特任教授）
住本 英樹 先生（九州大学大学院医学研究院長）

乾杯
尾前 照雄 先生（国立研究開発法人国立循環器病研究センター 名誉総長・久山町ヘルスC&Cセンター長）

記念品および祝花贈呈

清原 裕 先生ご挨拶

閉会の挨拶
中野 昌弘 先生（独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センター 名誉院長）

　清原先生の研究者・指導者としての生きざまを間近に見て、お人柄にふれ、生の教えを頂くことができました。教えていただいたことは数え切れず、本当に感謝してもしきれない思いがあります。清原先生におかれましては、今後益々のご健勝、ご活躍をお祈りするとともに、これからも末永くご指導頂きますよう、お願い申し上げます。

　末筆となりましたが、清原 裕 教授退任記念事業にご協力頂きました皆様に心より御礼申し上げます。

久山町研究室　主任　二宮 利治